眉下切開法
- 目尻にタルミが強く、挙筋腱膜前転術では、目尻のタルミが取り切れない
- 瞼に腫れがなく、皮膚のタルミのために眼瞼下垂になっている
- 眼瞼下垂は治したいが、目立つ二重にしたくない
- 瞼の皮膚が非常に厚いため、挙筋腱膜前転術では、二重のラインが厚ぼったくなる方
このような方には、眉下切開法が最適です。
眉下切開法の実際
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鏡を見ながらお好みの目元をデザインします。
麻酔は氷で冷やしながら行います。
チクリとする程度です。
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片方が終わった時点で確認して頂きます。
必要ならば微調整を行います。
その後もう一度、確認して頂きます。
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極細の糸で縫合します。
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抜糸は7日後です。
その他
- 希望通りの二重になりますか?
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途中で確認して頂くのでご希望通りの目元になれます。
- 眼瞼下垂の改善は?
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皮膚を取りすぎた場合は、元に戻せません。
安全のために少し控えめに切除します。
後日、腫れなどが落ち着いて、眼瞼下垂が認められる場合は挙筋腱膜前転術を追加する場合があります。
- 腫れ、内出血
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腫れは、軽度で4~5日で引きます。
内出血で少し青くなることがありますので化粧で隠してください。
約1週間で消えます。
- 傷
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傷は眉の真下で目立ちません。
個人差がありますが、数週間は赤みを伴いますので化粧で隠して下さい。
挙筋腱膜前転術
うわまぶたを持ち上げる筋肉が伸び切ってうまく縮むことができないために眼瞼下垂となる「筋性眼瞼下垂・腱膜性眼瞼下垂」の方に適応となる手術方法です。
挙筋腱膜前転術の実際
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鏡を見ながらお好みの目元をデザインします。
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タルミの程度によって、余剰皮膚、眼輪筋、眼窩脂肪を処理します。
その際、目尻のタルミを取るために二重のラインを少し長くします。
目尻のタルミが非常に強い場合は、挙筋腱膜前転術だけでは限界があります。
目尻のタルミを全て取るためには、二重のラインが長くなり過ぎて不自然です。
この場合は、眉下切開法を加えることがあります。
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極細の糸で縫合します。
縫合線が二重のラインです。
目を開けている時は、二重のラインに隠れています。
目を閉じると細い線となります。
【眼窩脂肪について】
皮膚の下に皮下脂肪があり、その下に眼輪筋があります。
さらにその下に、眼窩脂肪と言う脂肪の塊があります。
これが瞼のタルミの大きな原因です。
上眼瞼には2つの眼窩脂肪の塊があります。
その他
- 希望通りの二重になりますか?
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十分に相談しながらデザインします。
そして、片方が終わった時点で確認して頂きます。
必要ならば微調整を行います。
その後もう一度確認して頂きます。
このように何度も確認して頂くのでご希望通りの目元になれます。
- 腫れ、内出血
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腫れは、切除の程度によって違いますが4~5日で引きます。
内出血で少し青くなることがあります。
1週間目の抜糸後はシャドーを用いて綺麗に隠せます。
落ち着くまでに時間がかかります。
時間に余裕を持って受けて下さい。