「美容皮膚科・美容外科・医療痩身・形成外科・皮フ科」芦屋市大原町の芦屋JSクリニック

皮膚の出来物には色々な種類がありますが、代表的なものをご説明します。 出来物を切除する場合は保険適応で処置できるものもあります。

■病理検査
切除したホクロが悪性でないか、また完全に取り切れているかを調べる大切な検査です。 当院から切除したホクロを専門の病理検査医師に依頼して調べます。 1週間ほどで検査結果が出ます。

粉瘤

■なぜ出来るのか

粉瘤とは一般的に言う「オデキ」です。 怪我などで、皮膚細胞が下に落ちて、皮膚のボールができる事があります。
このボールに古い角質や皮脂が溜まって悪臭の原因になったり、ボールが破れて炎症を起こし痛みや腫れ、膿が出るなどの症状を引き起こすことがあります。

■治療法

一般外科では、ボールを切開して角質を出すだけなので、根治療法ではありません。 皮下にできたボールを完全に取らなければ治りません。 粉瘤の大きさが小さい場合は「くりぬき法」で小さな穴からボールを取り出します。 傷跡が目立ちにくく、日帰り手術で簡単に取れます。
少し大きい場合は形成外科の専門技術で切除します。 特に女性の顔の切除は、傷をめだちにくくするために形成外科の専門技術が必要です。
当院は院長（日本形成外科学会認定専門医）が治療を行いますので、ご安心ください。

■治療の実際

麻酔を行う時にチクリとするだけで、術後の痛みも殆どありませんし、日常生活にも支障はありません。 個人差がありますが、キズが落ち着くまでは少し時間が必要です。 もちろん、日帰り手術です。

• 洗顔、入浴も当日からOKです。
• 極細の糸で細かく縫合しています。
• 抜糸は5日～7日後です。

その他の出来物

■軟繊維腫

柔らかい出来物で、ワキなどにできることとが多いです。 小さいものはレーザーで、大きいものは切除します。

■石灰化上皮腫

目の周りに多く見られる出来物です。 少し硬く青く透けて見えることもあります。 レーザー治療または切除します。

■ケロイド

傷などの跡にできる赤く盛り上がった出来物です。 ケロイドを柔らかくする注射と飲み薬で治療を開始します。 なかなか治らない場合は切除します。
放射線治療を併用する場合は専門病院をご紹介します。

■眼瞼黄色腫

瞼にできる扁平な黄色い出来物です。 炭酸ガスレーザーで数回に分けて切除します。

その他の小さな出来物

■イボ

ウィルスが原因で出来る小さなブツブツです。

【イボの種類】

• 「尋常性疣贅」は普通のイボで、手足や爪の周りにできます。
• 「糸状疣贅」はアゴなどにできる数mm大のイボ。
• 「足蹠疣贅」は灰色の小さなイボで、小さい黒い点があります。

【治療法】

• 内服としてイボを殺すハトムギの成分（ヨクイニン）を飲んで頂きます。
• レーザーでイボを灼く治療は数回のレーザー照射が必要です。

■汗菅腫（かんかんしゅ）

瞼やおでこ、胸、首などにできる、淡褐色の小さなブツブツです。 女性に多く思春期後にでてきます。

【治療法】

• 炭酸ガスレーザーで灼きます。

【実際の治療】

• 氷で冷やしながらレーザーで灼きますので、痛みは軽度です。
• 初回は数個の汗菅腫を灼きます。経過や灼いた跡がどのようになるか体験して頂きます。
• 経過や結果に満足して頂けたら、以後希望部位をレーザーで灼きます。
• 洗顔、入浴も当日からOKです。レーザー照射部位に化膿止め軟膏を塗って頂くだけで綺麗に治ります。

■稗粒腫（ひりゅうしゅ）

目の周囲や頬、額に出る黄白色の小さいブツブツです。

【治療法】

• 炭酸ガスレーザーで灼きます。

【実際の治療】

• 汗菅腫と同じです。

■スキンダック

首回りにできるイボです。腫瘍ではあるものの良性の腫瘍。

【治療法】

• 炭酸ガスレーザーで灼きます。

【実際の治療】

• 汗菅腫と同じです。