アザの治療

アザは形成外科の専門領域です。

保険適応のルビーレーザーで治療します。
  • 太田母斑
  • 外傷性刺青
  • 異所性蒙古斑
  • 扁平母斑

費用

施術代+薬代含む(保険適応3割負担の場合)

■ルビーレーザー治療
1回 約10,000円

注意:ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は保険適応外

いろいろな母斑の説明

太田母斑

母斑とはアザのことです。
太田母斑は顔、特に目の周りにある青っぽい褐色斑です。 思春期から目立つようになります。
肝斑がよく似ていますが治療法は違います。 レーザー治療は逆に肝斑が濃くなります。(オーロラ治療で薄くなります)
※詳しくはシミ治療のページをご参照ください。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

太田母斑に似ていますが違います。 日中韓国人の女性に多く見られ、13歳以上(多くは20歳以上)に初発する顔面の色素斑です。 単独でみられることもあり、両頬が最も多いのですが、瞼、額鼻などにも出現することがあります。
多くの場合、普通のシミ(日光性色素斑)や、そばかす(雀卵斑)、肝斑と混在しています。 ルビーレーザーで治療をし、2~3回で目立たなくなることが多いです。
ADMのレーザー治療は保険適応外です。 肝班が濃くなる場合はオーロラ治療を行います。

外傷性刺青

ケガの跡が青く、刺青状態になることです。

異所性蒙古斑

蒙古斑は新生児の臀部にみられる青アザです。 同じような青アザが臀部以外にあることがあります。 普通は10歳前後で消えますが、長く残る場合があります。

扁平母斑

薄い茶色の母斑です。

治療紹介

治療回数の目安

  • 太田母斑)4~5回
  • 外傷性刺青)5~6回
  • 異所性蒙古斑)3~4回
  • 扁平母斑)2~3回
以上、治療回数の目安です。 個人差や色素沈着の程度によります。

ルビーレーザーによる治療の実際

  • 最初に最適出力を調べます。表面麻酔を行いますので、痛みは軽度です。
  • 2週間後に最大出力を判定し、表面麻酔後にルビーレーザーを照射します。
  • 2~3日で黒いカサブタになります。洗っていると自然に落ち、10日前後で皮膚が乾燥します。
  • しばらく赤みを伴います。
  • 1日で薄くなります。目立たなくなるのは数回のレーザー治療が必要です。
  • 照射間隔は3ヶ月に1回です。
※レーザー治療は保険適応ですが、最高4回までです。

アザのレーザー治療のQ&A

痛みは?
表面麻酔クリームを用いますが、少しチクリとします。 照射後の痛みが数日続きます。 痛みが強い場合はご連絡ください。
1回で消えますか?
1回では無理です。 徐々に薄くなりますので、数回の照射が必要です。
完全に消えますか?
全く見えなくなるまで薄くすることは困難です。 完全に消すことは出来ませんが、目立たなくなります。
レーザー照射部後の経過は?
2~3日で黒いカサブタになります。 カサブタが出来ても自然に剥がれるまで無理に剥がさないで下さい。 洗っていると自然に落ち、10日前後で皮膚が乾燥します。 しばらく赤みを伴います。 赤みがある間はテープで遮光してください。 2週間ぐらいで赤みはなくなりますが個人差があります。 赤い間に紫外線を当てるとシミが出てきますのでご注意ください。
副作用は?
個人差が大きいですが、レーザー照射による反応性色素沈着(レーザー焼け)が一時的に起こる事があります。 このようなことが起こらないように、当院ではまず一部分にレーザー照射しテストをします。
安全を確認後に治療を開始します。 それでも照射時の体調やお肌の状態で色素沈着をすることがあります。 紫外線(日光)に当てたり、擦ったりしないように気を付けていれば、数ヶ月後に自然に回復します。 それでもシミが残る場合はシミ治療を行います。
入浴は?
入浴はOKです。 照射部位は強く擦らないようにしてください。 お湯やシャワーでよく洗ってください。 洗った後は当院の化膿止め軟膏を2週間塗布してください。
化粧は?
皮膚が乾燥してから行ってください。
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