蕁麻疹の治療
蕁麻疹治療
蕁麻疹は何らかの刺激で、皮膚からヒスタミンなどの「カユミを引き起こす物質」が出てくるのが原因です。「カユイ」から掻く、掻くとヒスタミンが出るという悪循環になってしまいます。悪の張本人「ヒスタミン」を出させる原因によって以下のような種類があります。
蕁麻疹の種類
- 花粉、ダニ、食べ物などによる -アレルギー性蕁麻疹
- 子供に多い魚、卵、牛乳などによる -食事性蕁麻疹
- 風呂上りなどの温度差で出る -温熱蕁麻疹
- 日光による -日光性蕁麻疹
- 掻いたところがミミズ腫れになる -物理的蕁麻疹 などの種類があります。
急性蕁麻疹
食べ物が原因の事が多いです。食事後30分~数時間で出て来て半日で消えます。何日も続くときはカゼなどの病気による事が多いです。
治療法
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(1)内服
抗ヒスタミン薬内服 -
(2)外用
ステロイド軟膏を短期間外用 -
(3)点滴
痒みが強い時は、強力ミノファーゲンC(非ステロイド抗ヒスタミン薬)を点滴します。早く治ります。
慢性蕁麻疹
急性蕁麻疹が慢性化し数ヶ月、時には何年も治療にかかることもあります。
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治療法
内服、外用、点滴は急性蕁麻疹治療と同じです。 -
血液検査
何回も繰り返す場合は原因を調べるためにアレルギーの血液検査を行います。
日常生活の注意点
- 蕁麻疹体質の方はシャンプーなどにかぶれやすいので注意して下さい。
- ストレスが関係しますので、十分に睡眠を取る様に。
- 強い日光や刺激物は蕁麻疹の増悪因子ですので避けて下さい。
- 入浴の制限はありませんが、強く擦らないで下さい。
- 痒いところはタオルなどで冷やして下さい。強く掻くとカユミが増悪して悪循環になってしまいます。
肌の状態によっては蕁麻疹を治す薬にかぶれることがあります。この際は使用を中止してご連絡下さい。